我が校区のサークル講師でもあり、昨年まではあすねっと香陵の
環境衛生部会の部会長でもあった松永良江さんより、
校区のみなさんに阪神・淡路大震災の体験をもとに人との絆のお話を
していただきました。
テレビの報道とはまた違い、身近な人のお話は、真に迫るものがありました。
特に、震災直後の母が子ども達の無事を祈る様に掛ける言葉には
身震いするほどで、とても怖い光景が目に浮かぶようでした。
知り合いの方がお亡くなりになられたり、避難所の生活が決して快適では
なかったこと、普段の生活に戻るまでにかなりの時間を要したことなど。
その後も、今に至るまでどれほどの人に助けられたか。
それが親族ではなく、普段から一緒に活動していた地域の方や学校PTAの
方だったと聞き、今暮らしているここでの人とのつながりが、非常時に
活きるのだと痛感したお話でした。
災害が起きてから結束するのではなく、日々の暮らしから人とのコミュニケー
ションを図り、いつ何時でも結束できるように住民それぞれが心がけて
いきたいものです。
最後に、最近までこのことをお話されるのも辛く、今でも思い出しただけで
心が苦しくなると話され、
「震災は経験したくなかったけれど、経験したからこそ気づかされたこともあった」
という一言が重く感じられました。
主催:やすらぎのまち香陵(香陵校区人権尊重推進協議会)
共催:あすねっと香陵(香陵校区自治協議会) 男女共同参画部会